ふくしま桜旅

福島県内の桜の名所・名木を紹介します

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色彩鮮やか!福島県の「春の花と桜の共演が楽しめるスポット」8選

<この記事で紹介している桜スポット>

桜だけでも十分美しいのですが、そこに菜の花やレンギョウ水仙など春の花々が組み合わさると、さらに華やかさが倍増します。そこで今回は、福島県内の名所・名木の中から桜と他の花のコラボレーションが楽しめるスポットをピックアップしてご紹介します。

まずはなんといってもこちら、福島市の「花見山」。多彩な桜とともにレンギョウ、ハナモモ、ボケ、モクレンなどが一斉に咲き競う“福島の桃源郷”です。

また、二本松市の「合戦場のしだれ桜」は、半球状の艶やかな桜と菜の花の共演が福島県を代表する春景色として知られています。

ほかにも二本松市の「日向の人待地蔵桜(ひなたのひとまちじぞうざくら」は菜の花、玉川村の「金比羅桜」は水仙や菜の花、郡山市の「東山霊園」は椿、小野町の「夏井千本桜」は水仙と桜のコラボレーションが楽しめます。

また、三島町の「大林ふるさとの山」はカタクリの群生地の上にオオヤマザクラが咲き誇る、福島県内でもここでしか見られない贅沢なスポットです。ぜひ桜と春の花々のコラボレーションを楽しんでくださいね。

※記事中の見頃は例年のものです。気象条件などにより時期が前後することがありますので、最新情報をご確認のうえお出かけください。

※風雪等による枝折れ、病気等による枝の伐採などにより、樹形が変わることがあります。写真と異なる場合もありますので、ご了承ください。

花見山(福島県福島市
多彩な桜とともに色とりどりの花々が咲き競う“福島の桃源郷

写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と称えた絶景の地。花木生産農家が多い福島市渡利地区にあり、春になると桜をはじめレンギョウ、ハナモモ、ボケ、モクレンなどが一斉に咲き競い、里山を華やかに彩ります。
3月下旬から4月下旬にかけて、早咲きから遅咲きまで多彩な桜や春の花々が次々に開花するので、時期を変えて何度でも訪れたくなります。
晴れた日には吾妻連峰が望め、吾妻小富士の山肌に現れる雪形“雪うさぎ(種まきうさぎ)”と花見山の花々が織り成す、福島県を代表する春景色を楽しめるのも魅力です。
■所在地:福島県福島市渡利
■駐車場:見頃の時期は周辺交通規制実施。マイカー臨時駐車場「あぶくま親水公園」を利用。シャトルバス運行あり(乗車時に「花見山環境整備協力金」小学生以上1人500円が必要)
■例年の見頃:3月下旬~4月下旬
■ホームページ

花見山特設サイト | 福島に桃源郷あり

■MAP

「花見山」のさらに詳しい紹介はこちら!

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日向の人待地蔵桜(ひなたのひとまちじぞうざくら:福島県二本松市
峠道に立つ一本桜。桜とお地蔵様と菜の花の共演で人気

二本松市郊外、旧岩代町の峠道の道路脇にポツンと立つ樹齢約100年のソメイヨシノです。桜の下にお地蔵様が祀られており、周囲には地元の方たちが植えてくださった菜の花が咲き誇ります。
一本桜とお地蔵様と菜の花が織り成す景色が素晴らしく、近年、写真愛好家の間で人気が高まっています。西側には残雪の安達太良山が望め、ロケーションも抜群ですよ。
■所在地:福島県二本松市長折字日向1番地
■駐車場:あり
■例年の見頃:4月上旬~中旬
■ホームページ

47. 日向の人待地蔵桜 | 花さんぽ | 二本松市観光連盟

■MAP

合戦場(かっせんば)のしだれ桜(福島県二本松市
青空と菜の花とのコントラストで知られる“三春滝桜の孫桜”

青空と半球状の桜、菜の花が描く春爛漫の風景で知られる、福島県を代表する桜の名所の一つです。平安時代後期に源義家と阿部貞任・宗任が戦ったとされる丘陵地にあることから、この名がつきました。
一本桜のように見えますが、実は2本のベニシダレザクラが寄り添って立つ夫婦桜です。どちらも樹齢約200年で、三春滝桜の孫桜といわれています。
樹勢回復のため2023年2月に枯れ枝を伐採したことから枝ぶりが以前より寂しくなっていますが、菜の花との華やかな共演は健在です。
少し離れた高台の駐車場からは合戦場のしだれ桜を中心に、桜や菜の花が咲き競う“花の園”が一望できて絶景ですよ。
■所在地:二本松市東新殿字大林142番地
■駐車場:あり 
■例年の見頃:4月中旬~下旬
■ホームページ

合戦場のしだれ桜(開花情報) | 岩代観光協会

■MAP

「合戦場のしだれ桜」のさらに詳しい紹介はこちら!

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東山霊園(福島県郡山市
真っ赤な椿の花と桜の鮮やかなコラボが見どころ


三春町の「貝山薬師桜」、二本松市の「長沢のサクラ」など、桜の傍らに椿の木が寄り添って立っているスポットは意外とよくあります。なかでも桜と椿のコラボレーションといえば、郡山市田村町の「東山霊園」がおすすめです。
東山霊園は100ヘクタールもの広大な敷地に約1,600本・6種類の桜が植えられている、郡山市の桜の名所の一つ。園内の至るところに桜並木がありますが、小道の片側に桜、もう片側に椿の並木が続くエリアや、桜並木の中に椿が咲くエリアもあり、真っ赤な椿の花と桜の花の鮮やかな共演がここならではの見どころとなっています。
あくまでも霊園なので、マナーを守って静かに観桜させていただきましょう。
■所在地:福島県郡山市田村町小川字ヤシウリ5
■駐車場:あり
■例年の見頃:4月上旬~中旬
■ホームページ

アクティビティ|郡山へ行こう:郡山市観光協会【福島県】

■MAP

金比羅桜(福島県玉川村
水仙や菜の花など春の花々との共演が美しいベニシダレ

個人のお宅の敷地内に咲く、樹齢約300年のベニシダレザクラです。江戸時代の天明天保の大飢饉の後、ご先祖が村を代表して香川の金毘羅様へお参りに行き、その記念に植えたと伝わります。
開花はソメイヨシノよりも少し早く、例年の見頃は4月上旬~中旬。小高い丘の上で艶やかに咲き誇り、桜の下には金毘羅堂が祀られています。かつては開花が地域の農作業の目安とされ、「種まき桜」と呼ばれていたそうです。
桜の周りには水仙や菜の花、レンギョウ、パンジーなどが植えられていて、桜と春の花々の共演を楽しめるのも魅力。所有者の方の桜への愛情とおもてなしの心が伝わってきます。
■所在地:福島県石川郡玉川村大字中字向62
■駐車場:あり
■例年の見頃:4月上旬
■ホームページ

玉川村観光物産協会

■MAP

夏井千本桜(福島県小野町)
夏井川の両岸5kmにわたって続く華やかな桜並木と水仙の帯

小野町を流れる夏井川の両岸5kmにわたって1,000本のソメイヨシノが咲き誇る、福島県を代表する桜並木です。1975(昭和50)年4月、河川の改修を機に町の夏井地区、南田原井地区の住民が桜の苗木を植樹したのが始まりです。
こちらの見どころの一つは、桜並木の下に咲く水仙の花。青空を背景に咲き誇る桜と、そこに鮮やかな彩りを添える黄色や白の水仙。遊歩道を散策しながら、春爛漫の爽やかな風景を堪能できます。
JR磐越東線の線路を挟んで向かいの山に展望台があり、どこまでも続く桜の帯を一望できるので、時間と体力に余裕がある方はぜひ行ってみてくださいね。
■所在地:福島県田村郡小野町大字夏井・南田原井
■駐車場:あり(協力金:軽・普通乗用車500円)
■例年の見頃:4月中旬~下旬
■ホームページ

夏井千本桜 - 小野町ホームページ

■MAP

「夏井千本桜」のさらに詳しい紹介はこちら!

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永泉寺のサクラ(福島県田村市
三春滝桜の“姉妹樹”といわれる樹齢約400年の大木

小沢の桜」とともに田村市を代表する一本桜の名木です。国道349号沿いの永泉寺境内に立つ樹齢約400年のベニシダレザクラで、三春滝桜の“姉妹樹”といわれています(滝桜は推定樹齢1,000年以上ですから、ずいぶん年の離れた姉妹ですね…)。
根回り4.1mの堂々とした大木で、福島県の天然記念物に指定されています。薄紅色の花が本堂の赤い屋根に映え、とても絵になる優美なしだれ桜です。
桜のわきに白梅の木が数本あり、タイミングが合えば桜と白梅の共演を見ることもできます。この組み合わせがなかなか風情があって個人的にツボです。
■所在地:福島県田村市大越町栗出字長根93-1
■駐車場:あり
■例年の見頃:4月下旬
■ホームページ

永泉寺のサクラ – さくらの都 たむら

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大林ふるさとの山(福島県三島町
“春の妖精”カタクリとオオヤマザクラの艶やかな共演

会津三島町西方(にしかた)地区にある、県内有数のカタクリの群生地。8ヘクタールの山の斜面には約400本のオオヤマザクラがあり、紫色の絨毯の上を濃いピンク色の花が天蓋のように彩ります。
雪どけとともに可憐なカタクリの花が咲き始め、少し遅れてオオヤマザクラが開花します。その年の積雪量や気温などに左右されますが、タイミングが合うとカタクリとオオヤマザクラの共演が楽しめる、なんとも贅沢なスポットです。
両者の見頃が揃うのはなかなか難しいものの、その分タイミングが合ったときの喜びは格別。紫色の絨毯と濃いピンク色の天蓋、さらに新緑のやさしい緑色が加わり、ただ「きれい~!」としか言えなくなります。 奥会津の遅い春を心ゆくまで満喫できる、個人的に大好きな場所です。
■所在地:福島県大沼郡三島町大字西方字大林地内
■駐車場:あり
■例年の見頃:4月中旬~下旬
■ホームページ

大林ふるさとの山(おおばやし) - 三島町観光ポータルサイト

■MAP

「桜と人の物語」>大林ふるさとの山を管理している「西方共有財産管理会」の紹介はこちら!

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