ふくしま桜旅

福島県内の桜の名所・名木を紹介します

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ふくしま桜旅「鉄板スポット」【10】観音寺川の桜並木(福島県猪苗代町)

<目次>

福島県内に多数点在する桜の名所・名木の中から、筆者が個人的におすすめする鉄板スポットをご紹介します。

ほかにも大好きな桜はたくさんあるのですが、その中から桜好きならずとも一度は行ってみたい名所・名木をピックアップしてみました。あくまでも独断と偏見と今の気分で選んでいますのでご了承ください^^

皆さんもぜひ福島県内の桜めぐりをして、ご自身の鉄板スポットを見つけてくださいね。

※記事中の見頃は例年のものです。気象条件などにより時期が前後することがありますので、最新情報をご確認のうえお出かけください。

※風雪等による枝折れ、病気等による枝の伐採などにより、樹形が変わることがあります。写真と異なる場合もありますので、ご了承ください。

 

自然のままの緑の土手と清流に桜が映える“日本の春の原風景”

福島県会津地方、磐梯山の南麓に位置する猪苗代町は標高が高く、県内で最も春が遅いエリアの一つ。例年、青森県や北海道に桜前線が到達するゴールデンウィークソメイヨシノが見頃を迎えます(近年は桜の開花が早まっており、ゴールデンウィークまで花が保たないこともありますが…)。

その猪苗代町を代表する桜の名所が「観音寺川の桜並木」です。川桁山から流れ下る観音寺川の両岸約1kmに約200本のソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇り、県内外から大勢の観桜客が訪れます。

観音寺川の桜並木の魅力の一つは、川の護岸工事がなされていないこと。そのため河原の土手に野の草花が生い茂る、昔ながらののどかな景色が残っているのが大きな特長です。流れる水もとても清らかで、緑の土手と清流、桜が織り成す日本の春の原風景を楽しむことができます。

川幅が広くないため、両岸から桜が川の上を覆い、見事なトンネルとなっている場所もあります。川の中にはところどころに段々(←正式名称がわからない…^^;)があり、流れ下る水が白く光る様子もまた絵になります。

土手に咲き誇る桜並木の下を散策したり、河原に下りて清らかな水に手を浸したり、橋や土手の上から桜越しに川面を眺めたり、思い思いに楽しいひとときを過ごせる場所です。

上流の観音寺から下流のJR磐越西線川桁駅近くまで続く桜並木は上流・中流下流で開花時期が微妙に異なり、長い期間花を楽しめることも魅力です。桜並木の西側には磐梯山、上流の橋からは桜の奥に猪苗代湖を望むことができますよ。

多彩な色でカラフルにライトアップする夜桜も見どころ

観音寺川の桜並木のもう一つの魅力が夜のライトアップです。ただのライトアップではありません。多彩な色のライトで桜をカラフルに照らし出す、その名も“七色LEDライトアップ”が行われているのです。

開花期間中に開催される「観音寺川桜まつり」に合わせ、猪苗代町商工会青年部の皆さんが桜まつり駐車場付近の上流部で行っています。

30台のLEDライトをコンピュータで制御して色を変え、ピンク、青、紫、緑、黄色など、多彩な色で両岸の桜を照らし出し、幻想的な光景をつくり出します。単色になったり、虹色になったり、グラデーションで徐々に明るくなり、また暗くなったりとさまざまなパターンがあり、見ていて飽きません。

2015年4月から始まった七色LEDライトアップは、その美しさがSNSなどで評判を呼び、今では夜桜を目当てに多くの観桜客が訪れるまでになっています。

ライトアップの時間は、観音寺川桜まつり期間中の18時30分から22時。夜はまだ肌寒いので、防寒対策をしっかりして観に行ってくださいね。

■所在地:福島県耶麻郡猪苗代町川桁
■駐車場:あり
■例年の見頃:4月下旬
■ホームページ

観音寺川の桜 | 猪苗代観光協会【公式ホームページ】

「桜と人の物語」>“七色LEDライトアップ”を実施している「猪苗代町商工会青年部」の紹介はこちら!

fukushimasakuratabi.com

観音寺川の桜並木MAP