ふくしま桜旅

福島県内の桜の名所・名木を紹介します

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ふくしま桜旅「鉄板スポット」【06】鶴ヶ城(福島県会津若松市)

<目次>

福島県内に多数点在する桜の名所・名木の中から、筆者が個人的におすすめする鉄板スポットをご紹介します。

ほかにも大好きな桜はたくさんあるのですが、その中から桜好きならずとも一度は行ってみたい名所・名木をピックアップしてみました。あくまでも独断と偏見と今の気分で選んでいますのでご了承ください^^

皆さんもぜひ福島県内の桜めぐりをして、ご自身の鉄板スポットを見つけてくださいね。

※記事中の見頃は例年のものです。気象条件などにより時期が前後することがありますので、最新情報をご確認のうえお出かけください。

※風雪等による枝折れ、病気等による枝の伐採などにより、樹形が変わることがあります。写真と異なる場合もありますので、ご了承ください。

満開の桜が赤瓦の天守閣を彩る“日本の春”を満喫

福島県会津若松市のシンボル・鶴ヶ城。幕末の戊辰戦争で約1カ月に及ぶ新政府軍の猛攻に耐えたことで知られ、日本100名城の一つに数えられているほか、「若松城跡」として国の史跡に指定されています。

天守閣をはじめとする建物はすべて明治7(1874)年までに取り壊され、城跡は現在、鶴ヶ城公園として整備されています。今の天守閣は昭和40(1965)年の再建。平成23(2011)年には、屋根瓦が黒瓦から国内唯一の赤瓦に葺き替えられ、幕末当時の姿を取り戻しました。

ほかにも茶室「麟閣(りんかく)」などが再建されているほか、石垣やお堀などが往時を偲ばせています。

春夏秋冬それぞれに美しい鶴ヶ城ですが、桜の頃の美しさは格別です。園内にはソメイヨシノを中心に約1,000本の桜が咲き誇り、福島県を代表する名所として県内外から多くの観桜客が訪れています。

この時期の一番の見どころと言えば、やはり桜に彩られた赤瓦の天守閣。茶室・麟閣の裏手から石垣の上に上ると「月見櫓跡」があります。そのあたりからだと、桜と天守閣の共演をバッチリ楽しめるのでおすすめですよ。

また、西出丸駐車場側から公園内に入ると、咲き乱れる桜の間から天守閣を眺めることができます。満開の桜に囲まれた赤瓦の天守閣は絵画のように美しく、「これぞ日本の春!」と嬉しくなります。

朱塗りの橋や石垣、お堀を彩る桜も見逃せない

約69,000坪という広い園内には、ほかにも見どころがたくさんあります。時間に余裕を持って出かけて、お気に入りの景色を探しましょう。

本丸と二の丸の間のお堀にかかる「廊下橋」は、朱塗りの欄干が鮮やか。石垣の上から眺めると、お堀沿いの桜並木と廊下橋が一望できて趣ある風景を楽しめます。

往時の面影を今に伝える石垣を彩る桜も風情たっぷり。桜の美しさもさることながら、石垣の大きさや高さにも感心してしまいます。

お堀沿いの桜並木は、花を愛でながら散策するのにぴったり。満開の頃はもちろん、花吹雪の頃や水面に花びらが浮かぶ花筏も絵になりますよ。

開花期間中の夜はライトアップが行われ、日中とはまた違った美しい夜桜を楽しめます。

なお、鶴ヶ城天守閣の中は郷土博物館となっています。2023年4月にリニューアルオープンし、デジタル技術を駆使した体験型博物館へと生まれ変わりました。

最上階の5層からは会津若松の街並みや磐梯山などを一望できて絶景です。お時間のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。

■所在地:福島県福島県会津若松市追手町1-1
■入園料:無料(天守閣博物館と茶室麟閣は有料)
■駐車場:あり(有料)
■例年の見頃:4月中旬
■ホームページ

鶴ヶ城 (会津若松城)トップページ | 一般財団法人 会津若松観光ビューロー

鶴ヶ城MAP