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湿原の草紅葉と周囲の山々の紅葉の共演が美しい
9月になっても厳しい残暑が続いていますが、まもなく紅葉の季節がやってきます。標高の高いエリアから徐々に色づき始め、福島県では例年9月下旬から見頃を迎えるところが出てきます。
そこで今回はシーズン初めに行きたい、標高の高い山間部の紅葉スポットを2カ所ピックアップしてご紹介します。どちらも福島県を代表する紅葉の名所で、ダイナミックな絶景を楽しめますよ。
まずご紹介するのは、福島市の「浄土平(じょうどだいら)」です。以前「夏に行きたい福島県の涼スポット」として取り上げましたが、紅葉の時期も超おすすめです。
改めてご説明すると、浄土平は磐梯朝日国立公園内にある標高1,600mの地。福島市西部の高湯温泉と土湯峠を結び、吾妻連峰を縫うように走る観光道路「磐梯吾妻スカイライン」の中間地点に位置しています。

「日本の道100選」にも選ばれている磐梯吾妻スカイラインは全長約29km、平均標高1,350m。紅葉シーズン中は赤や橙色に染まる山々を見ながらドライブを楽しむことができます。

浄土平付近では、活火山によってつくり出された荒々しい景観が広がります。剥き出しになった白い山肌と紅葉の組み合わせも、スカイラインならではの絶景です。

浄土平は一切経山(いっさいきょうざん。標高1,949m)や鎌沼などへの登山・トレッキングの起点であり、ビジターセンター、レストハウス、天文台などがあります。福島県の紅葉スポットとしては「浄土平」よりも「磐梯吾妻スカイライン」として紹介されることが多く、ドライブの途中にぜひ立ち寄りたい場所です。
駐車場のすぐそばには浄土平湿原が広がっています。バリアフリーの木道が整備されており、一周約1km、20分ほどで散策することができます。

9月下旬になると湿原の草が色づく草紅葉(くさもみじ)が広がり、周囲の山々の紅葉や青空を映す池塘(ちとう)と美しいコントラストを描きます。

湿原の北側には活火山である一切経山が白い噴気を上げており、東側には吾妻小富士(標高1,707m)がそびえています。


ススキが群生する一角もあり、秋風に揺れたり陽の光を浴びてキラキラ輝いたり、この時期ならではの風情を見せてくれます。気軽に散策できるので、のんびり一周して秋の湿原を堪能しましょう。

気軽に登れる吾妻小富士から紅葉のスカイラインを一望
浄土平駐車場から道路(磐梯吾妻スカイライン)を渡ると、吾妻小富士の登山口があります。10分~15分で山頂まで行けるので、ぜひ登ってみたいところです。

ジグザグの急な階段を登り、山頂に着くと眼下に巨大な火口がぽっかりと口を開けて待っています。直径は約500m、火口底までの高低差は約70m。間近で見ると迫力満点です。

火口壁を少し歩くと、眼下に草紅葉が美しい浄土平湿原や紅葉の山々を縫って走る磐梯吾妻スカイラインを一望できます。草紅葉のやわらかな色彩、常緑樹の濃い緑、紅葉の赤や橙色に彩られた大地は、上から見ると秋色のパッチワークのようです。


火口に目をやると、斜面にへばりつくように生えている草も秋色に染まっていてとてもきれい。

火口壁を歩いて、火口の周りをぐるりと一周することもできます(お鉢巡り)。所要時間は1時間ほど。浄土平の反対側まで歩けば福島盆地を見渡せるほか、火口越しに荒々しい山並みを望むダイナミックな景観も楽しめます。時間と体力に余裕のある方はぜひ歩いてみてくださいね。


紅葉シーズン中は多くの人が訪れるため、浄土平駐車場付近では渋滞が発生することもあります。時間に余裕を持ってお出かけくださいね。
※記事中の見頃は例年のものです。気象条件などにより時期が前後することがありますので、最新情報をご確認のうえお出かけください。
浄土平
■所在地:福島市土湯温泉町字鷲倉山地内
■駐車場:あり(普通車500円)
■例年の紅葉の見頃:9月下旬~10月上旬(磐梯吾妻スカイラインの見頃は例年9月下旬〜10月中旬)
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