<目次>
桜スポットが多いまちの未訪問桜を集中的にめぐる桜旅を実行
2025年の「ふくしま桜旅」がほぼ終わりました。
福島県の今年の4月前半は寒の戻りや花冷えの日が多く、浜通りや中通りでは意外と花が長持ちし、比較的長く桜旅を楽しむことができました。が、4月18日ごろから一気に気温が上昇し、県内各地で連日最高気温25度以上の夏日を記録。会津若松や喜多方、中通りの標高の高いところでは桜が一気に開花して一気に満開となり、あっという間に散ってしまいました。4月下旬になると気温が落ち着き、猪苗代や裏磐梯などではわりとゆっくり花を楽しめた印象です。
昨年の記録でも書きましたが、筆者はこれまでに県内の有名どころはほぼ制覇しているので、現在はまだ行ったことがない桜スポットを中心にめぐっています。
今年はいわき市や二本松市、三春町、郡山市中田町、田村市など、桜スポットが多数点在していて、それらをまとめて紹介するサイトや冊子があるまちにターゲットを絞り、未訪問のところを集中的にめぐるという桜旅を実行しました(その他のまちの気になっていたスポットも別途訪問しました)。
参考にしたサイトはこちらです↓
いわき100のさくら
いわき100のさくら|いわきのイチオシ|いわき市観光サイト - いわき市の観光・旅行情報が満載!
二本松花さんぽ 桜めぐり
三春町 さくらマップ
郡山市 中田町の桜
田村の美桜88景
二本松市、三春町、郡山市中田町の桜はこれまで何年もかけて少しずつめぐってきたので、今年でほぼコンプリートしました! いわき市や田村市はまだ未訪問スポットが多数あるものの、とにかく数が多いので、上記サイトの中から興味をそそられた場所に行ってみました。
正直なかにはここを桜スポットとして紹介するのはどうなんだろう…と思うところもありましたが(それも実際に足を運んでみないとわからないことです)、一方で「なぜ今まで来たことがなかったのだろう」と思うくらい素晴らしい桜との出合いもありました。これだからふくしま桜旅はやめられないんですよね~。毎年思いますが、ほんとに福島県の桜はすごいです。
初めて訪れた広大な県営公園の爽やかな桜の風景に感動!
ということで、ふくしま桜旅2025を数回に分けて振り返りたいと思います。まずはいわき市から!
「小川諏訪神社のシダレザクラ」をはじめ、多くの桜スポットが点在しているいわき市。筆者も小川諏訪神社はもちろん、「三島八幡神社」「柳生院」「石森観音堂」「能満寺」「大運寺」などの神社仏閣から「松ヶ岡公園」「三崎公園」「勿来の関公園」などの公園、「いわき回廊美術館」「鹿島千本桜」まで、これまで結構な数に足を運んできました。
今年は上記の「いわき100のさくら」サイトを参考にまだ見ぬ桜を求め、4月7日にいわき市へ。ちょうど見頃を迎えていたソメイヨシノが楽しめるスポットを中心にめぐってみました。
まずは小名浜エリアに向かい、「小名浜臨海工業団地大畑緑地(通称:大畑公園)」「小名浜臨海工業団地東緑地(通称:大剣公園)」「富ヶ浦公園」へ。大畑公園や大剣公園はお花見や散策を楽しむ地元の方で賑わっていました。
次に向かったのは同じ小名浜エリアにある「禅長護国禅寺」。大同2(807)年に徳一(とくいつ)大師が開山したと伝わる臨済宗のお寺で、山門や朱色の屋根の本堂をソメイヨシノやしだれ桜が彩り、なかなか風情があります。いいですねぇ。
続いて向かったのが、小名浜エリアと平エリアのほぼ中間に位置する「県営いわき公園」。ここがこの日一番のヒットでした。
実はいわき市に県営いわき公園なる公園があることも初めて知った筆者、行ってみてびっくり。めちゃくちゃ広い!!! 調べたところ総面積が71.3haもあるらしく、「アミューズメントゾーン」「林間アドベンチャーゾーン」「スポーツゾーン」など7つのゾーンに分かれています。斜面に芝生が広がるスポーツゾーンにソメイヨシノが植栽されているほか、ピクニックゾーンにはソメイヨシノの並木もあります。
桜スポットとしてはメジャーではなく筆者も知らなかったのですが、十分きれいで見応えがあるじゃないですか。芝生の緑や木々の新緑と桜のコントラストが爽やかですし、園路を歩いて斜面の上部に登れば展望が開けて清々しい気持ちになります。ソメイヨシノの樹齢が比較的若く、よく手入れされていて美しいのもポイントが高いです。
芝生エリアでのんびりお花見をするのもいいし、桜を愛でながら散策するのもいいし、一日たっぷり楽しめそう。これはいい桜スポットだと、新たな出合いにうれしくなりました。
続いて「21世紀の森公園」「平中央公園」「新川沿いの桜」などに立ち寄った後、いわき駅の北側にある「丹後沢公園」へ。磐城平城の本丸と二の丸、三の丸の間の内堀だったところを整備した公園で、沼のほとりの遊歩道を歩いていくとソメイヨシノが咲く広場に至ります。桜の名所とは言えませんが、桜を眺めながら歴史に想いをはせることのできる貴重な場所ですね。
そこからいわき市内を北上し、「いわき市フラワーセンター」を経由して最後に向かったのが大久町の「宝林寺」。前出の禅長護国禅寺と同様こちらのお寺も徳一大師の創建と伝わる古刹で、境内に推定樹齢200余年のしだれ桜があります。市街地のしだれ桜は散り始めていましたが、こちらは満開でした。
1963(昭和38)年にこの地区で大火があり、宝林寺の本堂や山門なども焼失。しだれ桜も幹の大半を失ったそうですが、その後奇跡的に樹勢を回復し、今も毎年春になると元気に花を咲かせています。10年以上前から気になっていた桜でしたが、今回やっと見に行けました。
この日だけで10カ所以上をめぐりましたが、広大ないわき市内には未訪問の桜スポットがまだまだあります。桜の種類や場所によって開花時期が異なり、3月から5月初めまで長い期間桜を楽しめるので、すべてを制覇するにはあと数年かかりそうですが、来年以降もぼちぼちいわき桜旅を続けるつもりです。
いわき100のさくら
いわき100のさくら|いわきのイチオシ|いわき市観光サイト - いわき市の観光・旅行情報が満載!
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